ゆずかの風

アロマセラピストになって感じること

シンガポール最終稿

色鉛筆で遊んでいる私と上の子を、娘が

スケッチしてくれました。

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ストライプの色鉛筆は、大好きな新幹線

になり山の手線になり、どこへ出かけよ

うかと、孫 Y の空想の世界はどんどん広が

っていきます。

 

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 私が在宅したひと月は、新しい命の

誕生を喜んだのもつかの間、上の孫に訪れた激しい赤ちゃんがえりを家族で寄り添って支えてきました。

 

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 今では妹の泣き声を聞くと「ないてるよ、抱っこしてあげて!」「おっぱいが欲しいんじゃないのかなぁ」と心配してくれます。

 

大きな困惑と葛藤を乗り越えて、自分が

「愛されている」という自信を取り戻

し、心が大きく成長した事が手に取るよ

うに分かる産後の1ヶ月でした。

 

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今では 「お母さんのこと、こんなに、こーーんなに大好き!」と

両手を広げてにこにこ顔。

 

家族全員の名前を次々とよんで、大好き!

を繰り返し、目をまん丸にして両手を広

げ「こーーんなに大好き!」と繰り返しています。

この姿を見るたびに、数週間前の様子が思い出され胸が熱くなります。

 

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そして私も娘と、これほど一緒に過ごし、

家族のこと子どものこと、支えてもらっている周りの方々のことを

語り合った時間はなかったと思っていま

す。

 

これからも、これからこそ今のような

関係で一緒に時間を過ごしたいと心から

そう願います。

 

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別れの日が近づきました。

 

あとを託すフィリピンのヘルパーさん

に、日本食を伝えます。

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娘家族をよろしくとハンドマッサージを

プレゼントしました。

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言葉や文化をとびこえて、香りとタッチの力はなんてありがたいんでしょう!

 

また娘にした最後のトリートメントは

「これまでより一層心がこもっているの

を感じた」と言ってもらえました。

 

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旅立つ日、娘と娘婿からそれぞれ手紙を

もらいました。

 

このひと月を振り返り、子どもたちの

成長を共有し、喜び合えた嬉しさがこみ

上げました。

 

私にとってもかけがえのない濃密な時間

でした。

心からありがとうと返事を伝えます。

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