叔父叔母が母を訪ねてくれた。
関東在住の二人は70代後半、
『父の弟』と『母の妹』という、
私にとってもとても近く感じられるうれしい存在‥
その二人に私がお願いをした。『元気な内に母に会っておいて欲しい』と‥
それに応えてくれての来札が実現したのが2023.8月
久しぶりに会えた叔母は、あまりの嬉しさに大はしゃぎ💓
「私より元気そうでしょ」「ちゃんと食べてるかい」「がんばってよ」
認知が進んだ母にひとしきり話を終えると、手持ち無沙汰の時間になりがちだが、でも今回は違う
私から手に触れることを提案してみた。
「え、マッサージ?どうやるの?」
『こんな感じ』とタオルを使ったワークをやってみせると、母の手を両方からそれはそれは丁寧にマッサージしてくれる
「どう、気持ちいいかい?」
そう尋ねられ母の表情も緩んでくる
上手くなくたっていい‥
叔父たちが《手のマッサージ》と呼んだその時間は、
間違いなく叔父たちの心に残り続けていくのだと思う
『いまここ』でしかできない《触れ合うこと》は、自分の思いを伝える大切な手段、
そして何より『させてもらえる』という自分が満たされる時間‥
ハンドトリートメントを通して、ふれることをずっと続けきた私は、
家族の間でこそ活かして欲しい、大切なコミニュケーションの手段として、認知されていって欲しいと願っているのです
〈写真は母の急な事態に単身で駆けつけてくれた長男に〉