
【タッチケアを育む会主催・zoomお話会】は、
各界で活躍するゲストを招き、
『ふれる』ことを真ん中に置いて自由に語り合う交流会です。
今回のゲスト
認定NPO法人葬送を考える市民の会 副代表理事、斎藤弘美さんが、
『コロナ禍のふれられないお別れ』・・・その後に沸き起こる、
怒りにも似たやり場のない気持ちはグリーフケアが長く必要になる
また、『終末期の家族の姿』に怖さが先立ち「ふれてはいけない」と感じることで、
見送った後の後悔や喪失感が大きくなってしまう‥
そんな会員の方々の姿を語って下さいました。
『介護期から自然にふれるケアを続けながら 看取りを経験できると、
それがその後の立ち直りのチカラになる』
という言葉が心に残ります🌿

参加者からも
「ふれていいか迷う家族に、背中を押す言葉を届けたい」元看護士
「手を握ってもらった安心感は忘れられない」手術.体調不良時など
深い思いが交わされた時間となりました🕊️
最後に、穏やかに自分を慰めるセルフケアを、谷のリードでやってみました。
自分自身のやり場のないつらい気持ちを認めて、セルフケアで受け止める。
「副作用はありません、ぜひ試してみて下さい」と締めくくりました。
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ふれることは、誰もができる想いを伝えたり自分を慰める手段💕
これからも、
さまざまな視点から〈ふれるを真ん中〉に交流会を重ねていきます💖
次回もお楽しみに!

以下、この回の皆さんの発言を文字お越ししてみました。更に臨場感を感じられる内容として追記します。
❶ 冒頭、ゲスト斎藤さんより近年の葬送の背景が語られる。
コロナで直接触れることが難しくなり、触れ合えないままのお別れが増えていることへの問題意識。
谷さんが「タッチケア」を広めたいと思って活動している背景が語られる。
❷ 谷さんの体験
昨年の夏にお母さんを見送った経験。終末期から看取りまで、ずっと触れ続けることが支えになった。
→「触れていいの?」という不安を持つ人が多いことも共有。
❸ 参加者の声
- 見取りのとき、病院では面会制限で、最後に手も握れず後悔する人が多い。
- 普段から触れることに慣れていないと、いざという時に自然にできない。
- 家族への触れ方は、親・子・配偶者など関係性によっても難しさが違う。
❹ 参加者の具体的な体験談
- 親の介護を通じて自然に触れる場面が増え、抵抗が減った。
- 怖い手術の前に看護師に手を握ってもらい安心した。
- 元気をなくした高齢者宅を訪問の際に、ラベンダークリームで手をマッサージ → 「もう死にたい」と漏らしていたが、
「もう少し頑張ってみるわ」と前向きに変化。
- 看護や介護の場で「一緒にやりましょう」と誘われると家族も自然に触れられる。
--救急搬送のとき、付き添って同乗してくれた上司が手を握ってくれて「一人じゃない」と安心した。
❺ 全体のテーマとして浮かび上がること
- 「触れる」ことは安心や勇気を与える力がある。
- でも日本人は日常で触れる習慣が少ないから、急にはできない。
- 普段から小さな触れ合いを重ねておくことが大切。
- 触れ合いは、亡くなる人にとっても、残される人にとっても「後悔しない別れ」につながる。
以上
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