2025年8月5日、札幌市民交流プラザにて開催された、反コレ実行委員会主催
【自己主張期はじめました展】〈大人の更年期編〉に、ゲストとしてお招きいただきました。

当日は、さまざまな立場の女性たちと共に、「更年期」というテーマを通じて、体と心の変化、そしてパートナーとの関係について語り合う、貴重であたたかな時間となりました。
印象に残ったこと
最も印象に残ったのは、参加者の皆さんが〈ご自身の体の不調や違和感〉を、パートナーにどう伝えているかを率直にシェアしてくださったことです。
こうした話題は、友人同士ではつい茶化されたり、「うちは無理だよね」といった諦めムードで終わってしまうことも少なくありません。
けれど今回は “公”の場だからこそ真剣に語り合える空気がありました。
「それ、大切だね」「うちも同じ、難しいよね」と、
互いの言葉に共感が生まれ、
自分の思いや願いが『少しづつ前向きに育まれていく』ような場だったと感じています。

「子ども基準」ではない集まり
もうひとつ印象的だったのは、「更年期」というテーマが、子どもの年齢に括られない、幅広い女性たちをつなげていたこと。
子育てをテーマにした集まりでは、どうしても子どもの年齢によって参加層が分かれがちですが、今回は違いました。
38歳で8ヶ月のお子さんを育てている方から、子育てがひと段落した方まで
〈自分自身の心と体に目を向けて〉語り合う時間を共有できたのは、とても大きな意味があったと思います。
男性にも更年期が
また、男性にも更年期と呼ばれる不調が現れる時期があるそうです。
それでも「弱音を吐かない」「我慢して働き続ける」という文化がまだまだ根強いのが現状。
そんな彼らにとっても、弱音を吐ける時間や、労り合って暮らせる環境づくりが必要なのではないか、という視点も出てきました。
更年期というのは、子育てや仕事に全力疾走してきたこれまでを見つめ直し、この先の人生をどう生きたいかを考えるタイミング、その大切さを改めて感じる時間になりました。
谷の展望
私自身もこういった場を通して、若い世代の方と人生を見通す話題を、もっと語り合っていけたらと願っています。

子育てのその先にある時間
やがて子どもたちは巣立ち、パートナーとふたりだけの時間がまた訪れます。
その時間は、ある意味で子育て期よりも長く、豊かで深いものになるかもしれません。

そしてその豊かさは、
『子育て期にパートナーとどう向き合ってきたか』によって、大きく変わるのではないか——。
そんなことも、これからの皆さんと一緒に考えていきたいテーマです。
人生の節目をどう乗り越えるか
その後も、子どもの独立、親の介護や看取り、実家の片付けといった新たなフェーズがやってきます。
そうした人生の節目をどう乗り越えていくのかも、大切な対話のテーマになっていくはずです。

自分の人生をあきらめない
どんなライフステージにあっても私自身が大切にしていること
〈毎日の暮らしに小さな幸せを見つける〉
〈自分の心がちょっと満たされる瞬間を大切にする〉
〈人生を丁寧に歩む努力を惜しまない〉
家族を中心に置きながらも『自分の人生を後回しにしない』選択をしていく
「子育ても、パートナーとの暮らしも、自分のチャレンジも、やりきれてよかった」と思える人生を目指して‥
そんな思いを、これからの企画の中でも皆さんと一緒に共有し語り合っていけたら嬉しいです。
最後に
今回の機会は出身大学の役員会での繋がりから頂きました。
またこのようなシェアの場を、ご一緒できる日を楽しみにしています。
2025.8.5
会場:札幌市民交流プラザ
主催:#反コレ実行委員会
谷ゲスト出演:『大人の自己主張期始めました』〈更年期シェア会〉
※反コレ実行委員会様、振り返りをさせていただきました。
